Duet3でスピンドルの回転数を制御する

だいたいのVFDインバーターには電気信号でスピンドル制御の命令を受け付ける機能が付います。
Duet3にもヒーターやFAN、スピンドル制御向けの制御用の電気信号を出す機能があります。

しかし、VDFインバーターが受け付けるのは0~10Vのアナログの可変電圧で
Duet3が出すのは0~5Vまたは0~24VのPWM(デジタル)の電圧なので、そのままでは繋げることができません。
PWM からアナログへのコンバーターを間に入れて信号を変換して使用します。

日本のAmazonでもDuet3ドキュメントおすすめのコンバーターを購入できたので試してみます。
(商品説明にはPWM周波数100~3000Hzと書いてありますが、実物には1000~3000Hzと刻印されていました…)

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07B3PS7LL/ref=ppx_yo_dt_b_asin_image_o00_s00?ie=UTF8&psc=1

接続

ファンやヒーター向けの24Vを使用する方法もあるようですが、今回はVFDの記載のある5V PWMを使用する方法を試しました。コンバーターのジャンパは5Vのまま使用します。

Duet 3 のVFD/LASER 出力に接続します。PWMIN+ を Duet VFD/LASER コネクタの OUT ピンに接続し、PWMIN- を Duet の GND ピンに接続します。

Config設定

M950で基板のどのピンを使用しているかを記述し
M563で接続したスピンドルに番号を振ります。

例:
M950 R0 C”out6″ L1000 ; スピンドル 0 は out6 を RPM ピンとして使用し、最大 RPM は 1000 です (RRF 3.3 以降)

  • Rnnスピンドル番号
  • C”name”ピン名とオプションの反転ステータス。ピン名「nil」はピンを解放します。先頭の「!」文字は入力または出力を反転します。先頭の「^」文字はプルアップ抵抗を有効にします1。「^」と「!」文字はどちらの順序でも配置できます。
  • Qnn (オプション) PWM 周波数 (Hz)。有効な範囲: 0 ~ 65535。
  • LbbbまたはLaaa:bbb (オプション) ゼロ PWM (オプション) および最大 PWM で達成される RPM 値。
  • Kaaa(:bbb[:ccc]) (オプション、RRF 3.5 以降) スピンドル制御用の PWM 値 (0..1) (最大 [aaa] – または – 最小、最大 [aaa:bbb] – または – 最小、最大) 、アイドル状態 [aaa:bbb:ccc])

M563 P0 R0 ; スピンドル 0 をツール 0 に割り当てます

https://forum.duet3d.com/topic/31877/spindle-configuration-setup-help/2?_=1694862551423

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