AvalonTech株式会社様ストアで取り扱いいただいている組み立てキットのオススメキット内容はこちらで選定させてもらいました。
内容と選定理由は以下の通りです。
制御基板を選択
オススメキットの中身:Duet3Mini5+(EthernetかWifiを選択)
本機ではステッピングモーターを5個使用するのでDuet 3 Mini 5+かDuet 3 Mainboard 6HCのどちらかになります。
必要な入出力端子が揃っており、安価なためDuet 3 Mini 5+を選択しています。
設定が簡単なのは有線LANケーブルで接続するEthernetモデルです。
Wifiモデルは設定ができれば便利ですが、2.4GHz帯の環境とWifiのネットワーク名/パスワードの入力が必要です。
後述するステッピングモーターのハイトルクを使用したい場合や、各種センサーを自分で追加したい場合はDuet 3 Mainboard 6HCを選択してください。
基板ケースを選択
オススメキットの中身:基板ケース150x200x100
Duet 3制御基板にはケースがないので基板入れです。
FAN付きです。冷却FANが無いとモータードライバーが熱くなりましたと警告がでるのでケースを自作する場合もFANを用意する必要があります。
380x190x130の大きいケースはラズベリーパイなど他の基板も使う方向けです。
電源を選択
オススメキットの中身:薄型直流電源24V350W
必須の電源です。基本的に消費電力は200W以内なので必要十分です。
モーターを選択
オススメキットの中身:標準ステッピングモーター/ケーブル
ハイトルク仕様の方がパワーがありますが、モーターを5個使っていること、加工時のモーターが負けるほどの負荷をかけることはないので通常のモーターを選択しています。
ハイトルク仕様のモーターを使用する場合は制御基板をDuet 3 Mainboard 6HCにしないと電流値が足りません。
ケーブルの端子有無を選択
オススメキットの中身:端子付き
私が最も時間の無駄だと思う行為はソーシャルゲームの周回と自分でDuetのケーブルの端子処理をすることです。基板本体に端子部品は付属していますので、工具があれば自分で端子を付けることはできますが強く推奨しません。
とてもとてもつらい作業です。
モーター固定プレート
オススメキットの中身標準2点固定プレート+標準カップリング
2点固定プレートで問題なく動作するため2点固定プレートにしています。
ディスク式カップリングはモーターのDカット面に当てるイモネジがないので標準のジョータイプカップリングの方が信頼できると判断しました。
スピンドル
オススメキットの中身:マキタRT0700C台湾仕様ルーター
マキタのルーターが非常に優秀です。最低回転数が10000rpmと早いですがトルクが高く壊れたことがありません。
産業用スピンドルは低速回転ができますが、低速ではトルクが低く実用では結局10000rpm~になります。あとはんだ付けが難しいです。
その他オプション
オススメキットの中身:リミットスイッチケーブル3セット
ホーミング動作に必要なリミットスイッチのみ選択しています。
タッチパネルのPanelDue7iがあると便利ですが、3Dプリンタ向けの表示ですのである程度自作CNCに慣れて頭の中でマシンの状態がイメージできるようになってから都度追加で良いと判断して入れていません。
またPanelDueとCNCペンダントは接続する場所が被っているので同時に使うには注意が必要です。
配線工具を選択
オススメキットの中身:絶縁端子用圧着工具
電源、リミットスイッチの端子処理に必要な工具です。
オープンバレル用とケーブルストリッパーは自分でモーターケーブルの処理を行う場合やZプローブの端子処理を行う場合に必要です。